髪、触っていいですか?
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春休みが終わり。
新しい生活が始まる。
中学時代は
目をつけられたり
他中や他校の生徒が乗り込んできたりと
色々大変だった。
あー、ヤンキーとかギャルばっかに話しかけられたたっけ?
もう忘れた。
特に面白かったこともないし。
だからこそ!かな。
高校生活はなんとしてでも楽しく生きるぞっ!
プルルルルルルルルルー
「もしもしー?あー!紗騎ー。どーした?・・・は?、どこ?ここ?え?」
ピンポーン
「来ちゃった☆」
わざわざ電話しなくてもいいじゃんか。
「来ちゃったじゃないよ」
「早く、行くぞっ」
え、まだ7時ですけどー。
「準備してないよ」
「よしっ!手伝おう!」
えー、眠いのにー。
「イケメン探しするんだからっっ」
イケメン探し?
「へー、興味ないからいいや」
イケメンいたからって良いことはないでしょ。
まぁ、空から金でも降って来たら話は別だけど。
そんなことはあり得ないよね。
「あたしの髪!・・・ヘアメイクしていよ」
え?
今なんて?
「え?」
「だーかーらー。ヘアメイクしてもいいから!・・・イケメン探しに行くよっ」
はい。
行きますっ☆
「紗騎、朝ごはん作ってちょーだい」
「あいよー!」