"好き"、と言って下さい



「あの・・・えっと・・・まぁ」


「本当だったんだな。・・・そっか」



そう言った今井くんは何故か、彼を見た。


・・・新田くんを。




「いーな、かえ。先輩と付き合うなんて」


「私も年上狙おっかなぁ」


・・・・・・・そんなこと、言われても。



私は新田くんが、好き。


ただ、それだけ。


なのに・・・先輩と付き合っているズルい女。





どっちも捨てきれなかった。





これが、わたしの理由






< 125 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop