"好き"、と言って下さい


教室に戻ると紗季がニヤニヤしながらやってきた。

「よかったね、楓」


「ん?何が?」


怖い・・・紗季。


てかその顔・・・、気持ち悪い。


可愛い顔が台無しだ。


「実行委員」



・・・・・・・・あ。


まさか、紗季・・・



「聞いてたの?」


「トイレ行こうと思ったら聞こえた」


紗季に聞かれてた。


「新田くんと一緒って分かった瞬間の楓やば」



てかほとんど聞いてんじゃん。



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