Bitter Chocolate
達也が帰っていったら、私は、家に入り、シャワーを浴びた。
私は、髪をバスタオルで拭きながら、達也に言われた通り、大きめなボストンバッグに洋服やら、化粧品やらを適当に詰め込んだ。
洗面所にいき、中途半端に乾いた髪をドライヤーで乾かし、今日は、巻き髪にしようと思い、コテで髪を軽く巻いた。化粧を薄くしたら、完成。
制服に着替え、鞄、ボストンバッグを持ち家を出た。
重たいボストンバッグ。
蒸し暑い外。
フラフラになりながら、コンビニに入った。
コンビニは、冷房が良く効いていて、逆に寒く感じた。
私は、Bitter Chocolateとカンコーヒーを手にとり、レジにならんだ。
レジは、結構混んでいた。
「なんか、疲れた」
「あっ、まいちゃんじゃん。」
「あぁー、空くん。お昼買うの?」
「あぁー。まいちゃんも?」
「うん」
「そっかぁ!………ってお昼そんだけ?」
「うん」
「もっと、食べろよ。」
「私、少食だから……」
空くんは、そのあとも本当に私を心配しながら、私に説教をしてきた。
そんな心配しなくても大丈夫なのに。
そんな事で話してると、レジが私の番になった。
私は、やはりBitter Chocolateとカンコーヒーだけを買い外に出た。