ねぇ、先生。
昨日―――
先生に『詳しく聞きます』と言われた。
信じていいのだろうか。
嘘じゃ、ないだろうか。
『おはようございます。ひよりさん。』
私に向かって『おはよう』と言ってくれた。
その先生の天使の笑顔が私をキュンキュンさせる。
なんか、安心して、涙が。
「あ…ごめんなさい。」
『すいません。何か余計なことしてしまったみたいですね…。』
「ち、違うんです!先生の声聞くとホッとしてしまって…。」
『今日聞きましょうか?』
「お、お願いします。」
そういうと先生は天使の笑顔で去って行った。
相変わらず、ゆかりんは私を敵対視していて、
しゅんともラブラブしっぱなしだ。
どうして私が惨めな思いしなきゃならないのだろう。
大体、大切な友達の女に手出すとかありえないし。
それに二股とかホントにありえない。
なんで、どうして、こんな二人を好きになってしまったんだろう。
「どうして…好きに…なったんだろう。」
『それは、お二人にもいいところがあるからですよ。』
「え?」