ねぇ、先生。




『ひよりさん(笑)ここ(笑)』

「へ?…あ。ご飯粒…。」

『ひよりさん面白いですねぇ。僕のひよりさんの印象は、頼りがいのある明るい女の子ってイメージでしたけど、可愛いところあるんですね(笑)』

「先生、それって最初は可愛いなんて思ってなかったってことですよね!?」




『違うって(笑)』と天使の笑みで言われて、
不覚にもドキッとした自分がいた。




『さ、ひよりさん、学級委員のお仕事ですよ。』

「あ、はい。」


『ひより、女の子なんだからそんな大きい荷物は男に任せろ!』

「しゅんったら。こんなの大きいに入らないよ!」

『ひより!あたしも行くよ!!』

「ゆかりん…!」




私はいい友達といい彼氏に恵まれているって
このとき噛みしめた。
3人で笑顔でいられて、
本当にいい関係だって思ってた。




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