叶わない恋。





「走り回りたい気分なんだけど」

今、図書室でテスト勉強中


「我慢、我慢」


夏希は机に突っ伏す


「教室行かない??」


何かを思いついたように顔を上げた夏希



「まあいいけど…??」


夏希は私の返事を聞く前に勉強道具を片づけ始めていた



隣を歩く夏希は嬉しそう


なんでそんなに嬉しそうなんだ…??


教室に何か…あったけ??



………………………



うぅ~ん…??


思い浮かばないなぁ~


と、考えているともう教室の前にいた



「よっ!桐島龍貴!!」


夏希は手を挙げて教室の中の入っていった



桐島龍貴………??


ってことは桐ちゃんがいるのか?




あっ!!そうか!!


そうだったんだ!!


桐ちゃんは誰もいない教室が好きだって前、言ってた


それを夏希は覚えていたんだ


だから今ならきっと桐ちゃんは教室にいると予想した夏希。


そして夏希の予想は当たっていたってことか…。


さすが夏希じゃん…。






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