叶わない恋。




『じゃあまあこのへんでお開きってことで。』


私たちがお店に入ってたっぷり1時間が経とうとしていた


無事に作戦会議(?)は終わり店を出る



『陽菜ちゃん!!』


会計を済ませた仁さんが私に声をかける



「なんですか??」


桐ちゃんは車へ行き

陸は家が近くなためもう帰ったらしい



『バイクで送ってくよ!!』



「え…でも………」



ヤバイって……。



私の心臓破裂しそうだよ


バイクに乗るってことは2人乗りだよね?


ってことは密着するじゃないかぁ!!


そんなの私の心臓が持たないって



『まあいいってことよ!!』


仁さんはニコッと微笑む



「じゃあ…お言葉に甘えて…」


意を決して私はペコっと頭を下げた



『ん。よかった

じゃあ行こっか』



仁さんに腕を引っ張られるようにして駐輪所まで行く





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