叶わない恋。
『大ちゃん!!OK?!』
委員長が叫ぶ。
もうあだ名が決まったのか…
うちのクラスの特徴2
先生にはあだ名をつける。
これも例外がある。
それは怖そうな先生の場合。
でも大ちゃんは大丈夫。と委員長が判断したのだろう。
『大ちゃん…ですか?
委員長さん……』
少し驚いている大ちゃん。
『お前らいい加減にしろよ。
島先生困ってるだろ??』
『でさぁ~大ちゃんは何歳なの?!』
桐ちゃんの言葉をスルーする委員長。
大ちゃんは苦笑い。
『僕は23ですよ。委員長さん。』
大ちゃん!!
愛想良すぎだよ……
ってかその爽やか笑顔なんとかしなよ。
女子が危ない視線を送ってるよ??
クラスの大半の女子の目がハートマークになっている。
男子は憧れの視線を大ちゃんへ。
桐ちゃんはつまらなさそうな視線を大ちゃんへ。
やっぱり桐ちゃんおもしろい。
「大ちゃん!!彼女いるの~??」
陽菜の声が聞こえた。
何聞いてんのよ…
『残念ながらフリーです。陽菜さん。』
……………陽菜さん??
なんで名前知ってるんだ…??