叶わない恋。




この言葉を言ったのは、


「うわっ、大ちゃんも聞いてたの?!」


いつのまにか俺の前に座っていた島先生。


ちなみに島先生のあだ名は”大ちゃん”


俺のクラスの委員長があだ名を決めるんだが、

どうも基準は”ちゃん”を付けることらしい。


俺の場合は桐島で”桐ちゃん”

中村の場合は”中ちゃん”

そして島先生は”大ちゃん”


・・・なんで島先生は名前に”ちゃん”が付いたんだ・・・??

別に”島ちゃん”でもいいじゃんか・・・

やっぱりお前ら読めねぇよ・・・


『しっかりした考えを持っているんですね。』

ニコッと爽やかスマイルの島先生。


でも俺は

『ただ捻くれてるだけですよ、コイツは』

と軽く夏希を睨む。


「うるさい、桐島。

桐島のほうが捻くれてるでしょ?

人のこと言えないじゃんか。」


コイツ・・・調子乗りやがって・・・



『夏希・・・呼び捨てにすんなって。

お前は困った野郎だよな。』


ホントに、手が焼ける困った野郎だ。


なんで俺はこんな奴を好きになってしまったんだ・・・??



意味分かんねぇーーーっ!!!!





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