叶わない恋。




「ウッ…ウッ…ウッ……」


誰か分からないが1人のヤツが泣き始めた。


そうすると


「…ウッ…ウッ…ウッ………」



「…ウッ……ウッ……」


と、1人、また1人と泣き始めた。



最後には全員泣いてしまった。



ただ俺ともう1人を除いて。



もう1人とは








………夏希だ。



島先生も泣いているのに夏希はずっと頭を下げながら謝っている。



『夏希、もういい。


もういいから座れ。』


俺が静かに言うと夏希は座り込んだ。



それを確認した俺は話を続けた。






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