叶わない恋。





「もう、ソフトはやらない。


だからあたしは行かない。」


そう言い切った夏希。


『どうしてだよ…?


なんでそんな風に割り切れる??


お前、ソフト好きだろ??』


俺はどうしても夏希に行ってほしかった。



夏希がソフトやってるときの姿が俺は1番好きなんだ。



でも理由は、それだけじゃない。


「なんで?


なんで行かなくちゃいけないの??


あたしはもうソフトは好きじゃないんだよ。


もうソフトはやりたくない。」



俺は夏希にとにかくソフトをやってほしい、としか言えなかった。



だって今年で俺は………



















………この学校を去る。










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