叶わない恋。




「まっそんなこといいじゃん、別に。


じゃっ帰るわ、桐ちゃん。」


鞄を持って立ち上がろうとした夏希。


俺は夏希の腕を掴んだ。


「ん?なに??」


振り向いた夏希。


俺は腕を離した。




『お前にもう1つ言いたいことがあるんだ。』


と俺は言った。


夏希に頼み事がある。


お前にしか頼めない大切な事が。



「はぁ~


手短にお願いします。」


夏希は大きな溜め息をつきまたイスに座った。



『もう前期も終わるんだが、夏希。














……生徒会長やってみないか??』



俺の言葉を聞いた夏希は唖然としている。



まあいきなりこんなことを言われれば誰でもビックリするか。







< 284 / 426 >

この作品をシェア

pagetop