叶わない恋。
「あたしは、この学校を変えます。
ウソはつきません。
必ず、変えます。
変えて見せます。
以上です。
ありがとうございました。」
最後に深々と頭を下げてそでに下がった。
あーなんか、演説しただけなのにすっごい達成感だ。
『おい、海道。
お前はふざけてるのか??
そんな演説で生徒会長になんかなれると思ってるのか?』
さっきいた場所に戻るとまだ山田がいて、あたしにそう言った。
あの…ハッキリ言っていいですか??
ウザイ、です。
「何?文句でもある??」
『別に。
ただあれじゃあ生徒会長になんかなれないだろうな、と思って。』
あたしをチラっと見てバカにしたように笑う山田。
貴様は何様のつもりだ??
「あっそ。
それ、ほっといてくれない??
あたしの勝手じゃん?」
それだけ、偉い口聞いたんだからあたしに負けないようにね?
と、最後に言ってあたしはその場をあとにした。
ん…??
なんであたし、こんなに強気発言しているんだ…??
ま、でもいいか。