叶わない恋。
『なんで、俺なの??』
と、陸。
だって陸しかいないじゃん??
あたしの我が儘、なんでも聞いてくれるでしょ?
それに、
「陽菜か友美に頼もうと思ったけど
あの2人にはソフトあるから。
でも陸は暇でしょ??
だから、陸に副会長をやってほしいんだ。」
陸は渋い顔をした。
あたしは陸以外の人を副会長にするつもりはないよ??
『はぁーーー。
仕方ねぇーな。
お前と俺の付き合いだもんな。
やってやるよ、副会長。』
ニコッと笑った陸はそう言った。
「サンキュー!陸!!」
あたしは陸の背中をバシバシ叩く。
さすが陸じゃん!!
陸ならOKしてくれると思ってたよ!
『で、いいんですか??
さっきから廊下が騒がしいですが?』
陸は扉を指さして言った。
あ、そうだった!!
今日、会計と書記を決めるための面接やるんだっけ??