叶わない恋。
『夏希、分かってんの??
ここがどういうところか。』
陸は溜め息混じりに言った。
あたしは頷く。
健全なる生徒会ですよね??
『だったら、そんなフザけたこと言うなよ。』
陸はなぁ?と陽菜と友美に目で訴えかける。
そして2人はウンウンと頷く。
フザけてなんかまったくない。
「生徒会ってなんか堅いイメージあるじゃん??
だから、違うんだよってことを言いたいんだよ。
それにあたし、堅いの大ッキライだからさ。」
3人は顔を見合わせてはぁ~と溜め息をついた。
溜め息つくな、溜め息!!
『まっそんな
頭の回転が速い子や
口が上手な子とか
計算高い子とか
夏希の理想に合った子はいないと思うけどな。』
陸はそう言ってソファに腰を下ろし直した。
じゃっまあ陸のことはほっておいて、続きやりますか。