叶わない恋。
「もしもし??」
『おう、夏希か?』
ちょうど、職員室を出ようとしたところに夏希から電話がかかってきた。
「まあ、3人とも元気。
じゃっ、今から新幹線乗るから切るよ?
じゃーね。」
【ブチッ】
そして電話は切れてしまった。
それだけかよっ!!
と、心の中でツッコむ俺。
『なぁ、桐島!!
今日、島先生と3人で飲みに行こうぜ!!』
後ろから声をかけられる。
この声の主は
『中村。』
しかいないよな、やっぱり。