校内恋愛~三人の友情~
大澤「教えてよ~」
聖夜「嫌やし~」
海咲「嫌~」
大澤「ケチ~あっ…バシコ…」

聖・海「わぁ…嘘…」

大澤さんが見た方を見るとそこには紛れもなくバシコがいた。

バシコ「あっ!聖夜ちゃん!海咲ちゃん!と大澤さん…」
大澤「なんでウチだけ名字なんや!!」
確かに……けど、ちゃん付けより名字がよかった……

聖夜「行こうや…」
海咲「そうやね…大澤さん行くよ」
大澤「うん…」

私たちは初歩的な判断で無視を選択した。

だがそれもつかの間
バシコ「待ってよ~僕も行くよ~」
聖夜「来るなバシコ!!」
海咲「そうだ!!来るな!」
大澤「来るな!」
バシコ「黙れ大澤!!僕も行くんだよ!!」
大澤「だからなんでウチだけ扱いちゃうねん!!腹立つわぁ…」
海咲「悪霊退散!!えぃ!!」

海咲は塩を投げた…
それに続き私たちもなげた。

バシコ「……塩をかけるなよ~バカヤロ~」
聖夜「だって来るから!」
海咲「うんうん」
大澤「そうだそうだ!」

バシコ「ムムム…うわ~!!」

バシコはこっちに向かって走って来た。
塩を振り撒きながら…

聖夜「うわぁ~」
海咲「逃げろ~」
大澤「嫌~~!」

私たちは必死で逃げた。しかしその時…
チャ~チャ~チャチャ~チャ~♪

聖夜「えっ何?」

私は後ろを振り返った。

バシコ「とう!アギャ!!颯爽登場!妖怪人間イッシ~!みんなまった?」
聖・海・大「待ってねぇよ!!」
バシコ「ハハハハハハ!!面白いな君たち!!」
聖夜「面白くないよ?面白いのはあんたじゃい!!」

海咲「キモイからバシコ!!」
大澤「帰れ!!」
バシコ「バカにすんなよ~ママ~」

ママ~と叫びながらバシコは帰って行った。
変な嵐は過ぎ去り、また平穏な時間が戻った。


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