校内恋愛~三人の友情~
ウチは体育館から少し離れたところで止まった。
海咲「…。ヤダ…なんでウチばっかり…せないかんの…」
ウチが独り言を言ったときだった。
三浦「お前…なにしてんの…」
海咲「三浦…なんで」
三浦「あっ…ちょっと先生に」
海咲「あっそ。さっさと行け。」
三浦「でも、お前…泣いてんじゃん。ほっとけんし…」
そういうと三浦はウチのほうへ近づいてきた。
海咲「いいの!三浦には関係ないわ!早く先生のほうへいけ!」
ウチははやくひとりになりたかったためあえて三浦にそういった。
三浦「ん…そう。じゃあ早く泣き止めよ。それと、これで塩水拭いとけ。じゃあ」
三浦はウチにハンカチを渡して、先生の元へいった。
海咲「ありがとう…って、塩水拭いとけっちなんやねん!涙やし!……はっ!なにやつ!」
ウチはさっきから感じていた視線のほうへ向いた。
聖夜「いいな…」
海咲「何が」
聖夜「返しやがれー三浦のハンカチ!」
そう言ってきた聖夜からウチはまた逃げ回った。
でもウチは気づいてなかった。
さっきの光景を見られていたなんて…