校内恋愛~三人の友情~




葵side


ウチはなんか恥ずかしさからか、たくさんの乗り物を乗りまくっていた。


そのおかげで浜崎はというと…


浜崎「うっぷ…」
葵「だ…大丈夫?」
浜崎「うむ、大丈夫…うっぷ…」
葵「いや…全然大丈夫には…」
浜崎「…うっぷ…」

やっぱ…乗りまくってたから相当きてるな…これはウチのせい。認めよう。


―そしてウチは近くの売店に行って飲み物を買ってきた。



葵「お待たせ!」
浜崎「おぉ…ありがとう」
葵「これさっき皆飲んでたから買ってみた!」
浜崎「なに…これっ…」
葵「えっと確か…」

ウチはレシートを見た。


葵「えっとね…あっ!あった!」
浜崎「何やった?」
葵「アボカドジュース!」
浜崎「は…アボカド?」
葵「飲んでみてや」
浜崎「えっ」
葵「いいから!」


ウチはアボカドジュースを浜崎にすすめてみて、浜崎は恐る恐るストローに口をつけた。


浜崎「……」
葵「どう?」
浜崎「…美味しい」
葵「まじか?じゃあウチも」


ウチも浜崎に続いて飲んだ。


浜崎「どう?美味しいやろ?」
葵「……」
浜崎「ん?」
葵「……マズい」
浜崎「えっ…そう?」



そしてウチたちはマズいアボカドジュースを飲み終わってからまたアトラクションに行った。




それから何時間経っただろうか。
約2時間ほどアトラクションを乗り回していき、ウチたちはもう限界に達していた。


葵「浜崎…大丈夫?」
浜崎「もう…無理…」
葵「だよね…帰ろうか、今日は…」
浜崎「だな…」


そうしてウチたちのデートは幕を閉じてしまった。



< 137 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop