校内恋愛~三人の友情~
翌朝―。

酒田「では自己紹介はじめて下さい。」

順番に名前、出身校を言いあいあっという間に1時間目のHRが終わった。

そしてオリエンテーション。

聖夜「じゃあ行こうか三浦。」
三浦「うん」
浜崎「待って!!俺もいく!!」

え~二人きりがいいなぁ~

三浦「いいよ」

いいのかよ!!
まぁ付き合ってもないんだし…仕方ないよね。

もし彼女だったら…迷わずに二人きりがいいって…

龍「あのさ…海咲…一緒に…」
大澤「龍くんちょっといいかな?」
龍「えっ?あっうん…」
海咲「私はここで待ってる…」
龍「ゴメン…」

聖夜「海咲!!私も一緒におるよ!ゴメン三浦、先に回っとって」
三浦「えっ…あっ…わかった」

そう言って三浦たちは行ってしまい、教室には私たちはしかいなくなった。

聖夜「多分告白だよ…」
海咲「うん…」
聖夜「いいん?行かせてよかったん?」
海咲「良くわないけど…仕方ないやろ、彼女じゃないし…」

確かに…彼女じゃない。だから私もさっき言えなかった。

聖夜「そうやけど…海咲はするん?告白…」

私は海咲に聞いた。
すると海咲は…

海咲「今日のオリエンテーションでするつもり。だけど…大澤さんに先越されちゃった…」
聖夜「大丈夫!!行って来な!じゃないと私が出来ないから!!」
海咲「えっ…」
聖夜「私、海咲がしてきたら私も三浦にするから!!だから…」

お願い海咲…
私の背中を押すつもりで…

海咲「わかった…してくる…ありがとう聖夜」

そう言って、海咲は走っていった。

海咲の恋が成功しますように―――。

私はただ願うしかなかった。
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