校内恋愛~三人の友情~

先生が教室を出た後、私たちはクマの話で盛り上がった。


海咲「クマかー怖いね…」
聖夜「確かに…」
葵「でもさ、学校の中にはクマは入れないし!」
海咲「確かにね」
聖夜「うんうん…」
三浦「でもさ、クマが出てきたらどうする?」
浜崎「その時は…どうにかしようぜ?」

浜崎がそう言い終わった時…廊下からものすごい足跡が聞こえてきた。

まるで地震のような感じで…

海咲「なに…この音」
聖夜「地震…かな?」
葵「でも…地震が起きたらサイレンなるか、ケータイに地震速報流れるってば!」

確かに…
言われてみればそうだ…

でもケータイを見ても地震速報はなく、ただ地鳴りが聞こえるだけ

三浦「なんだろうなこの音…」
浜崎「まぁすぐに収まるってきっと。」
龍「だよな。」
海咲「だといいけど…」


しばらく地鳴りは続き…
だんだん私たちの教室に音が大きくなってきた。

聖夜「なんか近くなってきた…ね?」
海咲「そうやね…」
葵「てか…めっちゃ窓が揺れよる…」
浜崎「もしかして廊下になんかいたりして!」
聖夜「そんなまさか!」


私たちは廊下を覗いた。その視線の先には…

ドッドッドッドッドッ…
皆「!?」
バシコ「ギャ――――!!!!!」
クマ「グルルルル…」
海咲「えっ…」
聖夜「なんで」
葵「クマに追いかけられてんの…」
三浦「どうする?」
龍「とにかく…扉は」
浜崎「閉めよう…」

そういって浜崎は扉を閉め、バシコは私たちの教室を通り過ぎた
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