校内恋愛~三人の友情~

私達は念のため理科室の扉を閉めた。

聖夜「ちょっと…あれって」
三浦「言いたいことはわかる。あれは…クマではなく、人間…」
浜崎「しかも着ぐるみから出てくるの見られてないとか言ってたけど見ちゃったよな…」
龍「なぜ、クマなんだ…」
葵「聞いたら?」
海咲「そうだよ!捕まえてさ」

そう言われた龍と浜崎は理科室を飛び出し、着ぐるみの方へ。
それに気づく着ぐるみの主は、逃げる間もなく捕まってしまった。

クマ「離せー!!」
葵「なんで着ぐるみ…」
海咲「なんで学校に侵入したん?」
クマ「実は、朝起きたらクマになってて、それで歩いて行くとここに…それでさまよってました。ちなみに私は田山です」
聖夜「いや、聞いてないし」
海咲「確かに」
三浦「まぁそれは置いておこうぜ…」
龍「なんでここだったの」
葵「ここで着ぐるみを脱ぎたかったのよ」
田山「正解!おめでとう!」
葵「いや、嬉しくないー嬉しくないよー」
三浦「どうする?」
浜崎「とにかくアルコール…かけて」
龍「捨てる」
海咲「ダメダメ!ここ四階だし!」
聖夜「死んじゃうかも…」

―――ということで
田山「ギャーギャー」
三浦「早く落ちろー」
浜崎「そうだそうだ!」
田山「ギャーギャー」

三浦と浜崎は田山を落とそうと必死で
田山は落ちたくない為必死に三浦の腕にしがみついていた。
しかし私は田山をどこかで見たような気がしてならなかった。
まぁ気のせいだとは思うけど…

そのとき理科室の扉が開き見ると先生だった。

< 47 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop