繋がる明日。
「この空を思い出して、
相手も同じ空を見てる
って信じるんだよ」
「信じあえれば必ず
想いは繋がるから」
「…素敵だね」
波の音が響く
「…俺、キザっぽいな」
「あはは、そうだね」
聡太は照れながら笑った
そんな聡太が格好良く見えて
でも少し可愛くて…
この時間が続けばいいのに
なんて思ってしまった
「…そろそろ帰るか」
ゆっくり立ち上がる
名残惜しむように、ゆっくり
「離れてても一緒だから」
「約束だよ」
繋いだ手から伝わる想い、
それは確かなものだった