365通のラブレター
第1章

*きっかけ

9月。青い空、白い雲。


気持ちのいい秋晴れの日。


私は、学校にいた。


じっとりと汗をかきながら。



土曜日なのに‥‥。



「もうッ!何で休日まで学校に来なきゃいけないの!?」



「まぁまぁ。落ち着いて、千里。しょうがないよ、文化祭の準備しなきゃ間に合わないし。」



そう言って私をなだめるのは、両角 優衣。



小学校から一緒の大親友☆



優しくて、ピアノが上手い! 乙女って感じ。
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