転校生

「お取り込み中だったかも
しれないけど、
しんやくん借りてくね!!」

そして、しんやくんの
腕を引っ張っていこうとすると

「あの、今俺ゆりと話してる
から後にして貰えないかな?」

と言って平野さんの手を
ふりはらった。

平野さんがあたしを一度見て
にらむと

「あなたは今どうしても
しんやくんと話さなければ
ならないこと話していた?」

圧倒されてあたしは
思わず首を横にふった。

「そうみたいだから
しんやくん行こう!!」
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