指切り~in幼なじみ~
結局、キスもせずクレープを食べにも行かず普通に家に帰った。
「今日のお昼何してたの?」
「ん?あー、なんかクラスのやつらが離してくれなくてさ」
何それ。
女子たちに囲まれててあたしとご飯食べなかったわけ。
「違うから。男の方」
「あ、そうなんだ」
「ククッ。かわいいな」
笑われた。バカにされてる。
それから寧音のことも話した。
彼氏にお昼断られたことを強調して。
「良かったじゃん。友達出来そうで。俺のおかげだな」
言ってることはひどいけど頭をポンポンしてくれてる手が優しいから何も言わないでおこう。