指切り~in幼なじみ~
夏の花火大会の前にも今みたいにカップルが急増してそれが終わったあとの冷めきった感じはすごかった。
温度差あり過ぎてあたしには着いて行けないなって思った。
でも、競技大会のあとに出来たカップルはあんまり別れてない。
あたしたちは何があっても別れないからね。
「あれ?花岡くんじゃない?」
「まじだ。あいつ女いたんだ」
あたしたちの前の方に小さな女の子と手をつないで歩いてる花岡くん。
全然掴めなかった花岡くんのプライベートが少し分かって嬉しくなった。
あの2人お似合いだ。
あたしたちも周りから見たらあんな感じなのかな?
いや、もっとラブラブなはず。
今日は終業式で明日からは冬休み。
その初日がクリスマス。
1日中一緒にいれるんだ。