指切り~in幼なじみ~
ホントに平気みたいでそのまま水族館へ。
水族館もやっぱり混んでる。
入場券を買って中に入った。
「ペンギンどこ?」
「お前はホントにペンギン好きだな」
あたしは大のペンギン好きなんだ。
あの飛べないのに羽をパタパタする仕草がかわいすぎる。
あの中年のおじさんみたいなお腹もたまらない。
ペンギンを求めて館内を歩き回る。
「カメいるぞ、カメ」
「ペンギン」
「ちょっと似てるじゃん」
「どこが!?」
カメ見てサメ見ておっきいエイ見て……
ペンギンどこ!?
「ペンギンいない…」
「お前から逃げてんじゃね。あ、ヒトデだって。お触り体験出来ますだって」