指切り~in幼なじみ~
夜は翼の家族とあたしの家族でパーティー。
一年に何回パーティーしてるんだろ。
翼が嫌がる中誕生日の歌を歌った。
言い出したのは翼のママだからあたしは悪くないよ。
「翼誕プレ。何欲しいか分かんなかったから参考書あげる」
「え、いらない」
「冗談よ。現金あげる。買うなり貯めるなり好きに使いなさい」
「バイク欲しいって言ったじゃん」
バイクはあたしには買えないな。
大人はお酒を飲み始めてだんだんうるさくなってきた。
翼は飲んでないよね?
「うぜーから絡まれる前に寝るぞ」
「ラジャー」
それが一番いい手だね。
寝るにはまだ早い時間だけど早々に部屋に籠った。