指切り~in幼なじみ~

「だいたいあたしをほっといて他の女と遊んでたのは誰よ!?なのにあたしを責めるって小さい男ね」

「高校違ってもずっと一緒とか言ってたくせに自分で破るとかまじあり得ねー」



さらに二人はお互いの恋人の悪口まで言い始めた。



ばかじゃねーの。



別れたかもしんねーけど一時でも好きだった相手を貶せる神経が分からねーよ。



くだらなくて付き合ってられない。



「行くぞ」

「へっ!?」



唯の弁当と俺の弁当を持って違うところで食べることにした。



飯はうまく食べたい派だから飯の時はけんかしたくない。



「急にどうしたの?寧音も謙哉くんも……」

「うぜーから。何で飯ん時にそんな話聞かねきゃなんねーんだよ」



飯が終わったらちゃんと聞いてやるか。



今は飯食って飯食って唯食って唯食って唯を食いつくそう。



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