指切り～in幼なじみ～

「アドレスとか教えたか？」

「教えてないし聞かれてもないよ。ね、それってさ嫉妬…？」



そうだよ、悪りーかよ。



俺は嫉妬深いだめな男なんだよ。



その問いに答えることはしなかった。



「翼は妬いてくれるとかレアだ。いっつもたしばっか妬いてるもん」



勘違いもいいとこだろ。



俺の方が何倍も妬いてるぞ。



心の中ドロドロし過ぎて絶対唯には見せられない。



「とりあえずさ高橋くんに逢ってよ」

「おぉ」



気乗りはしないけどその高橋ってやつに忠告するために逢うことにした。



どこまでもドス黒い俺を誰か白くしてください。



「きゃ!!ど、どうしたの？」

「息抜き。それとも保健体育って言った方が分かりやすいか」



怒りに任せてちょっと乱暴に抱いてしまった。



予想外に唯ははまってしまったみたいだけど。