指切り~in幼なじみ~
「先輩バスケ部」
「入んない。俺バイトやってるし唯と帰りたいし。無理」
「お願いしますよ」
「たまに練習見に行くだけならしてやるよ」
唯の言った通り高橋はいいやつだ。
人懐っこくてかわいい。
だからついついお願いに乗ってしまった。
高橋いるしバスケしたいしちょくちょくバスケ部行こう。
俺は進学希望だから来年なったらこんなことも出来ないだろうし今のうちに楽しんでおこう。
それより高橋の下の名前って何だっけ?
考えるのめんどくさいから高橋でいいか。
高橋って犬みたいだ。
「ね、高橋くんいい子でしょ。きっと翼なら好きになると思った」
「お前は近づいちゃだめ」
「ヤキモチ?嬉しい!!」
「調子乗んよ、ちび」
縮ませるように頭を押したら若干本気で怒られた。