指切り~in幼なじみ~

「翼起きないとここから出られなくなるよ。寧音もう来たし」

「うるせー」

「ちょっ!!寧音いるってば」


寝起きのキス。



柏崎にバッチリ見られた。



唯の顔が赤い。



「それに早く服着て」



朝からそんなに頭働かないけど今出て行かなかったら女子に変態呼ばわれされる。



それだけはごめんだ。



適当に浴衣を着て自分の部屋に戻った。



部屋ではすでに制服を着ている謙哉がニヤニヤしている。



考えられる節は昨日のことだろう。



「告ったらOKだった」

「良かったな」

「でもまだ彼氏と別れてないから付き合えないってさ」

「手出したのか?」

「まさか」



別れるとはいえ彼氏持ちだしな。



謙哉にお礼を言われた。



でも先に言えって怒られた。



心の準備が必要なんだとさ。



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