指切り~in幼なじみ~
お店を見渡して寧音に似合う服を数着選んだ。
春らしい淡いピンクのパンツと白いワンピなど。
「唯が選ぶやつは間違いないね」
一応人気洋服店の店員さんですから。
新米だけど……。
寧音はあたしが選んだ服の中から自分が気に入ったものを買った。
「今度ね謙哉の親に会うの。その時着ていく」
「まだ1回も会ったことないの?」
「ううん。改めてあいさつするだけ」
でも普通なんもないのにあいさつしないよね?
謙哉くん何か企んでるはず。
「もう5時だね。そろそろ帰らないと翼くんが心配するね」
「それは謙哉くんも同じだから。帰ろっか」
ご飯作るの遅くなっちゃうな。