指切り~in幼なじみ~
翼と翼パパがコーヒーカップに乗った。
調子に乗った二人はハンドルをこれでもかってくらい回した。
当然、カップはすごい速さで回るじゃん。
身体の小さな翼は振り落とされてけがしたことがあったんだ。
痕が残るようなけがじゃないかったけどその場面をあたしに見られたことが恥ずかしいからってそれ以来乗ってない。
もう昔のことって思ってるなら乗れるはずなのにね。
これ以上言ったら翼が怒るからもうからかわないけど。
日が暮れてきた。
「お土産買って帰るか」
「うん。名残惜しいけど」
お土産をたんまり買った。
かわいいものはとにかくかごに入れた。
翼が気にいらないものは返されたけど。