指切り~in幼なじみ~
このフィット感はんぱねーな。
俺が凹なら唯は凸。
唯が凹なら俺は凸。
これぐらいぴったりだ。
「翼の心臓速い」
「みっともねーからあんま聞くな」
「顔も赤い」
「うっせ」
顔をそむけるとクスクス笑い出した。
そして、小声でかわいいと言った。
「かわいいとか言ってんじゃねーよ」
グイっと押し倒して唯を上から見下ろす形になった。
「な、なに」
「もう黙りなさい」
明らかに緊張してる唯に軽くキスを落とした。
かなり怖がってる唯に申し訳ないけどかわいすぎる。
目は潤んでて、唇をくいしばってるこの顔。
威力はんぱねーよ。
男なんかイチコロだぜ。
俺もその中のひとり。