指切り~in幼なじみ~
若干、ビクッとした唯だけど俺はやめる気はない。
「今日は誰にも邪魔させないから」
「…分かってるよ。覚悟しとけでしょ???」
「おぅ」
もう覚悟は決まってるみたいだ。
コイツのそういうとこ好きだ。
度胸あるつーか、俺に従ってくれるていうか。
なんか見ててかわいいし、いじめたくなる。
ゆいの身体をいじめつくしていよいよ俺の出番がきた。
唯も分かってるみたいで、急に顔色を変えた。
「好きだ。……まだ結婚してやることは出来ないけど婚約者としていっぱいいっぱい愛してやるからな」
そう言った後、唯は泣き出してしまった。
まさか、俺がこんなこと言うとは思わなかったらしい。
自分自身でもびっくりしてるさ。
なんか、無意識に言ってたんだよな。
たまにはいいだろう。
甘々にラブラブしても。