指切り~in幼なじみ~
「腹減った。飯食いに行こう」
下に下りたら翼ママが笑顔でおはようと言ってくれた。
そして、出されたのは普通のトーストとコーヒー。
「は。ここはカツ丼だろ」
あたしもそう思った。
「朝からカツ丼なんてダメよ。重いわよ」
確かにそうだけど雰囲気あった方がいいじゃん。
今更カツ丼作ってもらうわけにもいかないからトーストとコーヒーを朝食にした。
そして、出発の時間。
あたしの家族も翼の家族も揃っていた。
「「「いってらっしゃい」」」
「おぅ」
「いってきます」
あたしと翼はみんなの期待を背中にして歩き出した。