指切り~in幼なじみ~
会場に着くとたくさんの受験生で溢れていた。
あたしたちの学校の人たちが集まってるところに行き先生の話を聞いた。
先生の話によるとこれから校舎に入り、受付けをして、それからそれぞれ指定されたクラスに移動するらしい。
最後に、校舎に入った瞬間から高校の先生が見てるからくれぐれも態度には気をつけろって。
みんなそれを肝に命じて校舎に入っていった。
あたしが試験を受ける教室に着いた。
席に着いて試験が始まるのを待った。
頭のいい高校ならこの時間にみんな最後の勉強というものをするんだろう。
でも、あたしの周りは誰もしていない。
もちろんあたしもする気はない。
「みなさん、おはようございます」
「「「おはようございます」」」
「今から試験の説明をします。1回しか言わないのでしっかり聞いて下さい」
長々とした試験の説明と注意事項を半分真剣に聞いていたけど飽きる。
そこから試験が始まるまでが異様に長かった。