指切り~in幼なじみ~

「手も握れないほど具合悪いの???」



ひどい勘違いだ。



何をどう思ってそこに辿り着いたのか非常に興味深い。



「大丈夫だって言ってるだろ」



そんなところが俺のいじわる心をくすぐるんだな。



「じゃあ、手握ったよ」

「握ってんじゃん。ほら」



全然握ってないけどな。



もう何を言っても無駄だと思ったのか黙ってしまった。



やりすぎたか…?



「唯?」



呼んでも反応しない。



そして掲示板の前に着いてしまった。



とりあえず自分の番号を探す。



1408…
1412…
1413…
“1419…”






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