指切り~in幼なじみ~
「あったぞ。1419」
「それあたしの番号じゃん」
そうだった…!!!
無意識に探してた。
自分の見てね―。
「翼のもあったよ。1408」
唯が指さした先には1408という文字があった。
てことは俺ら2人合格か。
「受かったな」
「そだね。おめでとう」
家に帰ると親たちが温かい目で迎えてくれた。
結果は言わなくても分かったみたいだ。
夜は唯ママ特製のごちそうをタンマリ食べた。
少しだけ酒も飲んで最高の気分だ。
「翼すごいわ。あんたが首席で合格なんてね」
「俺もやるときゃやる」
口ではこう言ってるけど実際かなり嬉しい。
相当舞い上がってるぜ。