運命のサヨナラ
1
「やだ!行かないで!!」

自分の叫び声に飛び起きる。
もう何度同じ朝を迎えただろう。
自室で安心するようながっかりするような。

猛(たける)と別れてもう1ヶ月。
同じ夢ばかりみる。
リアルに感じられそうなくらい生々しい夢。
笑顔も腕のぬくもりも起きてからも残ってる。

眠気覚ましにコーヒーを飲む。
軽くトーストを半分食べて着替える。
メイクも服も適当になってしまった。

本庄麻子。
25才。

恋愛に疲れて。
仕事にも打ち込めなくて。

中途半端な毎日を繰り返してる。
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