ButterFly
chapter 3
________
_______________
____________________
「お疲れ様ー」
ぞろぞろ帰っていく 社員のみんな。
『今日 みんなで軽くご飯でも行くけど どう?』
柏崎さん始め 誘いが受けたが 丁寧にお断りをしたわたしは
未だに パソコンの前にいた。
・・・納得のいく企画が出てこない。
後一歩なのに、後少しなのに いつも つまづいてしまう。
むしゃくしゃ してしまい 思わず 頭を掻く。
と 同時に 視界が歪んだ。
できない自分を責める自分
どうすることもできない自分を 惨めに思う自分
だが、 どうすればいいのかも わからない 絶望的な自分
すべて すべて わたしなのに
やりきれない 気持ちが 怒りを越して 涙に変わったようだ。
頭を抱え 声を押し殺す。