ButterFly

chapter 3









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「お疲れ様ー」


ぞろぞろ帰っていく 社員のみんな。




『今日 みんなで軽くご飯でも行くけど どう?』



柏崎さん始め 誘いが受けたが 丁寧にお断りをしたわたしは

未だに パソコンの前にいた。



・・・納得のいく企画が出てこない。


後一歩なのに、後少しなのに いつも つまづいてしまう。




むしゃくしゃ してしまい 思わず 頭を掻く。





と 同時に 視界が歪んだ。




できない自分を責める自分


どうすることもできない自分を 惨めに思う自分


だが、 どうすればいいのかも わからない 絶望的な自分


すべて すべて わたしなのに



やりきれない 気持ちが 怒りを越して 涙に変わったようだ。



頭を抱え 声を押し殺す。






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