ButterFly

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カランッ･･･




相変わらず マスターは笑顔で



「いらっしゃいませ」


と言った。






「水野ちゃん」



後ろから ぞくりとする声で話しかけられた。




「･･･北原さん?」



すると ふっと微笑み 「理央」 と言った。



「え、あ･･･でも「俺は 君の上司でもなければ 先輩でもないよ」




と 彼独特の笑みで笑った。





「で「はい、そこまで。次否定したら その口ふさいじゃうからね?」




ニヤリと 微笑んだ 理央･･さんは グラスにはいった ウイスキーを一気に飲み干した。




「水野ちゃんのしたの名前は?」



「ま･･･いです」




彼の笑顔は ずるい･･･。



何人の女がこの 笑顔に捕まったのだろうか。



「まいちゃん、何か飲めば?」




「あ、え･･･っと ぽー、」



「ポートワイン?」




強く頷くと 彼はフッと笑いマスターにオーダーをとる。





「カイトと 待ち合わせ?」




「あ･･･いえ、待ち合わせというか わたしが一方的に･･･」




すると理央さん は少しニヤニヤしながら 「好きなんだ?」 と 顏を近づけてきた。