ButterFly









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「おーい、飲みすぎだー」





どれだけの時間がたったのだろう。



そんなこともわからないくらい 頭がフラフラする。




心臓がどくん どくんと波打つ。






「だーい、じょうぶで・・・きゃっ」




おぼつかない足で歩いてたせいか 思わず部長に倒れかかってしまった。





「ったく、送ってく。」




部長に半ば強制で担がれ 外に出る。








「やっぱ、11月は冷えるな・・・」




足がおぼつかない。


そして、少ししたところで 倒れ込んでしまった。



「ぶちょ・・・」




あの綺麗な顏がわたしを見下ろしてる。




もうだめ、わたし 抑えられない。




「だいじょ・・・」




もう、抑えられないの。



ちゅっ・・・



軽いリップ音が なる。




驚いた顏で わたしをみる彼。







あぁ、もう・・・歯止めがきかない・・・




自分が今まで作り上げてきたものが 崩れていく音がする。






「・・・今夜・・・・わたしを・・・抱いてくださ・・・・い」








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