エピローグ
喪失
君が居ることは僕にとって当然で


あたりまえすぎて


鬱陶しさすら覚えることもあった


離れたいと思ったこともあった





今思えば





面白くて楽しくて

笑えたのは

君が居たからだった



悲しくても腹が立っても

平気な顔できたのは




君が居たからだった




君を失ってから気づいた



ありふれた失恋

ありふれた感傷

ありふれた、喪失感



ありふれた人間の僕を

特別にしてくれていたのは

君だった



さよなら。






今まで、ありがとう。


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