緑の食事風景
幼稚園、そして学校へ通い始めても

人一倍、消極的な性格は一向に直る気配を見せなかった。


誰かと親しくなる事が、極端に苦手であった。


折角、私と友達になろうと話し掛けてくれる子がいても、心を開けず

ましてや自分から進んで友達を作ろうともしなかった為

私はどこにいても、常に孤立していた。


友達がいなくても

1人で本を読んだり
庭で花や虫などを眺めていると楽しかったのだが

先生や親からは

「もっとお友達とも遊びなさい」

と、よく注意された。


子供は元気に友達と遊ぶもの

とは、誰が決めたのだろう。
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