緑の食事風景
憶測でしか無いし、仮にそれが真相であったとしても、今更気付いたところでどうなるものでもない。


しかし、それが真相なら

母の過ちを忘れずとも、母のそんな心情には寄り添いたいと思う。




青葉の間を通り抜けた涼しい風が、窓から流れ込んで来た。



――お母さん。……ありがとう。




新緑の公園で、娘の私を純粋に慈しみ、そして私と過ごす時間を心から楽しんでいた母の顔を

私はそのとき、思い出した。



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