緑の食事風景
シャワーを浴びてから
魚を焼いて、一人で晩酌をした。


これが私の、毎週末の楽しみである。


20歳のときから、こうして手酌で飲むのが好きだった。



酒に限らず、2人以上で何かするという事は苦手である。


そもそも、あまり慣れてもいない。



ある程度の年齢になるとそれでも許されるので

1人でいても、変わった人だと思われつつ、放っておいてもらえるので

私のような者にはとても有り難い事であった。



それが許されなかった子供時代は、はっきり言って地獄だった。
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